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時代先取製品情報
2020/08/26
『殺菌ロボット』の実証実験を新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設にて実施
株式会社スマートロボティクスは、神奈川県「新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部」ご協力のもとで、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設にて『殺菌ロボット』実証実験を行いましたのでご報告させていただきます。
『殺菌ロボット』は、殺菌効果のある殺菌線(紫外線 UV-C 波長 254nm)を照射する殺菌灯を搭載したロボットです。
国内外において、紫外線UV-C照射が新型コロナウイルス(ウイルス名:SARS-CoV-2)の不活性化に有効であったという結果の報告を受け、当社の『殺菌ロボット』で貢献できることがないかと考え、「新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部」にご協力いただき、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設にて実証実験を行いました。
【実証実験の概要】
実施日 :2020年6月22日
対象施設 :神奈川県新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設
(アパホテル&リゾート横浜ベイタワー)
稼働エリア:新型コロナウイルス軽症者受付・食事配膳場所、個人防護具脱衣エリア
内容 :対象エリアにおけるロボット稼働(走行、UV-C照射、UV-C照射前後の殺菌効果)
※「新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部」の皆様にご指導・管理いただきながら実施。
【結果】
実証実験で得られた、遠隔操作による殺菌ロボットの有効性
今回の実証実験では、対策本部フロア(3F)から『殺菌ロボット』の遠隔操作を実施し、「人が近くにいないか」「目指す場所に的確にUV-C照射が実行されているか」等、操作画面上で常時確認をする事で、最善の走行ルートを選択して殺菌を行う事が出来ました。
・対策本部フロア(3F)に操縦者が待機し、ロボットの遠隔操作を行った。
・対策本部フロアから、稼働エリア(B1F)まで遠隔操作でロボットを走行させた。
・ロボット走行中もUV-C照射のON/OFFを遠隔で操作し、照射。
・とくにしっかりと殺菌をしたいポイント(事前に決定)においては、3分間停止をして照射を実施。
「エレベータ開閉ボタン」「受付の受話器周辺」「食事配膳用机の上」
※ トータル約2時間の稼働実験。
※ 対策本部スタッフ様、当社スタッフが防護服を着て一緒に移動。UV-C照射時は遠隔に移動。
UV-C照射の殺菌効果
UV-C照射は古くから様々な細菌において不活性化の有効性が確認されており、今回の実証実験では、その効果を検証するために、ルミテスター Smart (測定器)を使って殺菌効果の見える化を行いました。
UV-C照射前/後で拭き取り検査を行ったところ、UV-C照射後の測定値は、マイナス59%〜83%の改善が見られ、UV-C照射の殺菌効果を確認する事が出来ました。
注:今回のUV-C照射の殺菌効果は、「新型コロナウイルス」の不活性化(殺菌効果)を測定したものではありません。
※ ルミテスターSmartとは、食品取扱現場や医療現場の衛生検査にも使用されている「ATPふき取り検査(A3法)」が行える検査ツールです。
・測定ポイントは、「エレベータ開閉ボタン」「受付の受話器周辺」「食事配膳用机の上」とした。
【殺菌ロボットの特長】
遠隔操作であること
紫外線 UV-C 波長 254nmの照射は、古くから、様々な細菌において不活性化の効果が認められています。一方で、直接人体に照射すると目の痛みや皮膚の炎症を起こす原因となり、ロボットを稼働させるには運用面で細心の注意が必要です。そのため、当社は人の目で安全を確認しながら操作ができる遠隔操作を採用しました。
当社の『殺菌ロボット』は、安全性を最優先に考え、施設内の離れた場所や自宅から遠隔操作ができ、紫外線 UV-C照射のON/OFFも遠隔にて対応可能な仕様になっています。
万が一、殺菌照射中に人が近づいてきた際には、素早くUV-C照射をOFFさせることができるので、安心です。
初期導入についても、自律走行型ロボットのように初期導入コストが掛からず、導入したその日から稼働させることができます。
※ 当社では、導入する施設での走行ルートや時間帯、紫外線 UV-Cが人体に与える影響の理解が浸透してきたタイミングで自律走行への切り替えを推奨しています。
UV-C照射の効果
当社では、殺菌灯メーカーから提供されている技術資料記載の各種殺菌不活性化に必要な照射時間等をもとにご提案させていただいております。
【スペック概要】
操作方式 :遠隔
本体サイズ :410mm × 520mm × 1720mm
重量 :約57kg(本体バッテリーを除く)
走行速度 :最高速度 1.4m/s
連続稼働時間:走行8時間(4スロット分用いた場面)待機時24時間 ※ バッテリー稼働
充電時間 :約1.5時間(2スロット充電器2台使用時)
保護機能 :通信速度監視、最高速度制限機能、通信途絶時停止機能(150ms)
波長 :254nm(UV-C波長)
照射可能範囲:左右180度
殺菌灯 :10本(19.8W/本)※Panasonic製
定格寿命 :8,000h
充電要件 :AC100V~230V、50Hz-60Hz、6A
※ 操作用のPCが必要となります。カメラ内蔵ではない場合は、外部取付カメラが必要です。
※ PCまたはスマートフォンに専用コントローラーを接続して操作が可能です。
※ 通信環境:インターネット環境またはLTEエリア内
(使用上の注意点)
※ 殺菌灯点灯(UV-C 照射)は、必ず周囲に人がいない環境でおこなってください。
※ UV-C波長の光線は照射対象によって劣化や変色等の影響がでる可能性があります。
照射対象にご注意ください。
【今後の展開】
現在、医療機関や教育機関、宿泊施設等からご相談をいただいており、導入に向けたテストの準備を進めております。公共施設・医療施設・オフィス・飲食店等のお客様におかれましては、
ウィズ/アフターコロナの継続した取り組みが必須であるものの、その取り組みにおいては、安心安全であること、コストを抑えること、テレワークの対応を可能にすること等、様々な課題をお持ちです。
当社は、ロボット技術でこれらの様々な課題の解決に貢献できると考えておりますので、引き続き課題解決に貢献できる提案を推奨してまいります。
参考:テレワークロボット™
今回実証実験を行いました『殺菌ロボット』は、4月にリリースしました当社開発製品の『テレワークロボット™』の台車部分をベースとしてカスタマイズ展開した製品となります。
現在、様々な場面での導入をご検討いただくにあたり、ご利用の用途に応じた各種カスタマイズ(荷台部分、タイヤ周り、自律走行 等)のご相談もいただいております。
『殺菌ロボット』は、殺菌効果のある殺菌線(紫外線 UV-C 波長 254nm)を照射する殺菌灯を搭載したロボットです。
国内外において、紫外線UV-C照射が新型コロナウイルス(ウイルス名:SARS-CoV-2)の不活性化に有効であったという結果の報告を受け、当社の『殺菌ロボット』で貢献できることがないかと考え、「新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部」にご協力いただき、新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設にて実証実験を行いました。
【実証実験の概要】
実施日 :2020年6月22日
対象施設 :神奈川県新型コロナウイルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設
(アパホテル&リゾート横浜ベイタワー)
稼働エリア:新型コロナウイルス軽症者受付・食事配膳場所、個人防護具脱衣エリア
内容 :対象エリアにおけるロボット稼働(走行、UV-C照射、UV-C照射前後の殺菌効果)
※「新型コロナウイルス感染症神奈川県対策本部」の皆様にご指導・管理いただきながら実施。
【結果】
実証実験で得られた、遠隔操作による殺菌ロボットの有効性
今回の実証実験では、対策本部フロア(3F)から『殺菌ロボット』の遠隔操作を実施し、「人が近くにいないか」「目指す場所に的確にUV-C照射が実行されているか」等、操作画面上で常時確認をする事で、最善の走行ルートを選択して殺菌を行う事が出来ました。
・対策本部フロア(3F)に操縦者が待機し、ロボットの遠隔操作を行った。
・対策本部フロアから、稼働エリア(B1F)まで遠隔操作でロボットを走行させた。
・ロボット走行中もUV-C照射のON/OFFを遠隔で操作し、照射。
・とくにしっかりと殺菌をしたいポイント(事前に決定)においては、3分間停止をして照射を実施。
「エレベータ開閉ボタン」「受付の受話器周辺」「食事配膳用机の上」
※ トータル約2時間の稼働実験。
※ 対策本部スタッフ様、当社スタッフが防護服を着て一緒に移動。UV-C照射時は遠隔に移動。
UV-C照射の殺菌効果
UV-C照射は古くから様々な細菌において不活性化の有効性が確認されており、今回の実証実験では、その効果を検証するために、ルミテスター Smart (測定器)を使って殺菌効果の見える化を行いました。
UV-C照射前/後で拭き取り検査を行ったところ、UV-C照射後の測定値は、マイナス59%〜83%の改善が見られ、UV-C照射の殺菌効果を確認する事が出来ました。
注:今回のUV-C照射の殺菌効果は、「新型コロナウイルス」の不活性化(殺菌効果)を測定したものではありません。
※ ルミテスターSmartとは、食品取扱現場や医療現場の衛生検査にも使用されている「ATPふき取り検査(A3法)」が行える検査ツールです。
・測定ポイントは、「エレベータ開閉ボタン」「受付の受話器周辺」「食事配膳用机の上」とした。
【殺菌ロボットの特長】
遠隔操作であること
紫外線 UV-C 波長 254nmの照射は、古くから、様々な細菌において不活性化の効果が認められています。一方で、直接人体に照射すると目の痛みや皮膚の炎症を起こす原因となり、ロボットを稼働させるには運用面で細心の注意が必要です。そのため、当社は人の目で安全を確認しながら操作ができる遠隔操作を採用しました。
当社の『殺菌ロボット』は、安全性を最優先に考え、施設内の離れた場所や自宅から遠隔操作ができ、紫外線 UV-C照射のON/OFFも遠隔にて対応可能な仕様になっています。
万が一、殺菌照射中に人が近づいてきた際には、素早くUV-C照射をOFFさせることができるので、安心です。
初期導入についても、自律走行型ロボットのように初期導入コストが掛からず、導入したその日から稼働させることができます。
※ 当社では、導入する施設での走行ルートや時間帯、紫外線 UV-Cが人体に与える影響の理解が浸透してきたタイミングで自律走行への切り替えを推奨しています。
UV-C照射の効果
当社では、殺菌灯メーカーから提供されている技術資料記載の各種殺菌不活性化に必要な照射時間等をもとにご提案させていただいております。
【スペック概要】
操作方式 :遠隔
本体サイズ :410mm × 520mm × 1720mm
重量 :約57kg(本体バッテリーを除く)
走行速度 :最高速度 1.4m/s
連続稼働時間:走行8時間(4スロット分用いた場面)待機時24時間 ※ バッテリー稼働
充電時間 :約1.5時間(2スロット充電器2台使用時)
保護機能 :通信速度監視、最高速度制限機能、通信途絶時停止機能(150ms)
波長 :254nm(UV-C波長)
照射可能範囲:左右180度
殺菌灯 :10本(19.8W/本)※Panasonic製
定格寿命 :8,000h
充電要件 :AC100V~230V、50Hz-60Hz、6A
※ 操作用のPCが必要となります。カメラ内蔵ではない場合は、外部取付カメラが必要です。
※ PCまたはスマートフォンに専用コントローラーを接続して操作が可能です。
※ 通信環境:インターネット環境またはLTEエリア内
(使用上の注意点)
※ 殺菌灯点灯(UV-C 照射)は、必ず周囲に人がいない環境でおこなってください。
※ UV-C波長の光線は照射対象によって劣化や変色等の影響がでる可能性があります。
照射対象にご注意ください。
【今後の展開】
現在、医療機関や教育機関、宿泊施設等からご相談をいただいており、導入に向けたテストの準備を進めております。公共施設・医療施設・オフィス・飲食店等のお客様におかれましては、
ウィズ/アフターコロナの継続した取り組みが必須であるものの、その取り組みにおいては、安心安全であること、コストを抑えること、テレワークの対応を可能にすること等、様々な課題をお持ちです。
当社は、ロボット技術でこれらの様々な課題の解決に貢献できると考えておりますので、引き続き課題解決に貢献できる提案を推奨してまいります。
参考:テレワークロボット™
今回実証実験を行いました『殺菌ロボット』は、4月にリリースしました当社開発製品の『テレワークロボット™』の台車部分をベースとしてカスタマイズ展開した製品となります。
現在、様々な場面での導入をご検討いただくにあたり、ご利用の用途に応じた各種カスタマイズ(荷台部分、タイヤ周り、自律走行 等)のご相談もいただいております。
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